みなさん、知っていましたか。

鹿児島大学では、2020年1月1日から学内での喫煙を禁止するということが宣言されました。

最近学内でこのような旗を目にしたことがあるかもしれません。

筆者は11月に保健管理センターに行く機会があり、そのことをたまたま知ったのですが、正直「なんで!?」と思いました。

そこで今回は、なぜ学内禁煙という決定をしたのか、そしてその内容についてまとめていきます。


内容

  • 2020年1月1日から未成年を含む学生及び職員が立ち入る全ての大学関連施設で敷地内全面禁煙(附属学校・学生寮・職員宿舎・留学生宿泊施設・練習船・実習場・その他附属施設等を含む)
  • 職員は勤務開始から勤務終了時まで、学生は通学開始から帰宅時までの喫煙を禁止
  • 周辺地域での喫煙も禁止

 

※加熱式たばこによるニコチンの摂取も同様に禁止

 

喫煙場所の廃止に伴う廃止期日計画表は以下の通りです。

鹿児島大学HP 敷地内全面禁煙ロードマップ

全面禁煙の理由

2018年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、2020年4月から全面実施されます。

また、2019年1月30日に厚生労働省から公表された「望まない受動喫煙」対策において、学校・病院等の敷地内全面禁煙の先行実施が決定しているということです。

そのため、大学の決定というより、国の決定に従ったという形ですね。しかし、通学時や周辺地域での禁煙に関しては、喫煙者を含む全ての大学構成員の健康を増進し、三字喫煙を含む受動喫煙の被害者をなくすためとしています。

 

これを聞いた鹿大生に話を伺うと、喫煙者からは

大学の行き帰りや、大学周辺でも吸えないのはきつい。
分煙できるような施設を作ることはできなかったのか。

という意見がある一方で、非喫煙者からは

大学内でたばこの煙を吸うことがなくなるのはうれしい。
結局大学の周りで吸うようになって、大学のイメージが悪くなったり、小中学生に悪い影響を与えたりするのではないか。
という意見もありました。
そして、大学は喫煙者の卒煙(禁煙)への支援を推進しています。
保健管理センターでは、
  • 呼気中の一酸化炭素濃度を計測するスモーカライザー
  • 肺年齢が測定できるスパイロメータ

の準備をしているほか、ニコチンの離脱症状を軽減させるためのニコチンパッを無料で提供しています。

 

予約制で禁煙相談も受け付けているので、関心のある方は、

電話:099-285-7385

メール:kin-en@kuas.kagoshima-u.ac.jp 

までご連絡ください。

 

鹿児島大学HP「大学敷地内における全面禁煙について」

鹿児島大学保健管理センターHP「あなたの禁煙お手伝いします」

厚生労働省HP「受動喫煙対策」


たばこを吸う人にとっては苦しい決定になったかもしれませんね。

 

しかし、社会全体が受動喫煙に対して厳しくなっているのも事実です。健康増進法の改正によって、街中でも吸うことができるところが少なくなります。

たばこを吸う際には場所を守って吸うようにしましょう。

 

そして、この機会に卒煙を検討してみてはいかがでしょうか。

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