今回は令和元年度司法試験に合格された、鹿児島大学の卒業生である川畑さんにお話を伺いました。司法試験を目指している方も、他の目標に向かって頑張っている方にとっても、きっと参考になる部分があるはず…です!!

川畑久怜葉(かわばたくれは)さん
1992年生まれ。
2015年3月 鹿児島大学法文学部法政策学科 卒業。
2018年3月 名古屋大学法科大学院 終了。
2018年9月 平成30年度司法試験 論文不合格。
2019年9月 令和元年度司法試験 合格。

ずっと勉強していたけれど、結果がでない日々。

本村
司法試験合格おめでとうございます!色々とお話を聞かせて下さい。本日はよろしくお願いいたします。

川畑さん
ありがとうございます。何でも聞いてくださいね😊こちらこそよろしくお願いいたします。

本村
法学部に加え法科大学院が設置されていない現在の鹿児島大学(以下、鹿大)から法曹を目指すことは難しいという印象を私は持っていました。しかし、川畑さんは鹿大をご卒業後、名古屋大学法科大学院の未修コースに進学され、2回目の挑戦で司法試験に合格されました。学部、大学院時代の学修についてお聞かせいただけますか?

川畑さん
学部、大学院の学修について順番にお話しします。
学部時代の学修
学部1,2年次の時に弁護士への憧れを持ち始める。3年次からゼミで本格的に学修を始める。4年次では、大学院未修コース入試対策のために入試問題を解き、週に1度米田先生に添削をして頂いていた。大学院受験後は、司法試験に向けた取り組みはしていない。
大学院時代の学修
未修1年、2年次は、毎日授業の予習に追われる。未修3年次は、暗記から理解する勉強へと変わり始め、全国模試ではA評価をとるが、一度目の司法試験は不合格に終わる。

川畑さん
当時は、私なりに一生懸命勉強していました。しかし思うようには勉強の成果が現れず、一度目の司法試験は不合格でした。問題に対する答えを書いたのですが、納得できない答えしか書くことができず、モヤモヤした気持ちで試験を終えたことを覚えています。

本村
そうなんですね。一度目の司法試験を終えて、何か変化はありましたか?

川畑さん
一度目の試験を受験する前と後で、決定的に変化したことは「自分の弱点を克服する勉強をしよう」という意識が生れたことです。勉強したことを習得するためには、丸暗記ではなく、理解することが大切だと気づきました。理解するとは、「学んだことを人に説明したり、答案に書くことができること」だと考えています。学部・大学院生の時は、「周囲と比較しても勉強している方なのに、なぜ結果がでないのか」と悩んでいましたが、十分に理解できていなかったのだと思います。

ご友人と笑顔で写る大学3年生の川畑さん

自分に合った学修の仕方を追及。また意識の変化。

本村
先ほど、学部・大学院時代は学修の成果が、あまりでなかったとおっしゃっていましたが、2度目の司法試験では合格されました。1度目の司法試験を受けて、何か、変化はありましたか?

川畑さん
不合格という結果を受けて、学修の仕方に変化がありました。また試験と気分転換に対する意識も変化しました。まず、試験が思い通りにいかなかった原因を考え、2回目の試験に向けての対策を立てた上で「次は自分の考えを答案でしっかり示して、悔いの残らないしよう」という目標を設定してから学修を始めました。

本村
学修の仕方だけではなく、試験と気分転換に対する意識まで変化したのですね。学修の仕方の変化についても伺いたいですが、今回は試験と気分転換に対して、どのような意識を持たれていたのか、お聞かせください。

川畑さん
では、それぞれ一つずつお伝えしますね。
試験に対する意識
  1. 自分の弱点から逃げない勉強をする。
  2. 受動的ではなく、主体的な勉強をする。
  3. 一つの考え方を答案で示せるようにしておく。
  4. 正確な知識を身に付ける。
  5. 他人が読んで、知識に基づいて思考ができているなと感じさせる答案を作れるようになる。
気分転換に対する意識
気分転換という口実を作って、勉強しない時間を作らない。

本村
試験に対する意識に関しては、司法試験に限らず他の分野の勉強においても重なる部分があると思います。ただ、気分転換に対する意識は、かなりストイックですね。

川畑さん
もちろん気分転換をする時間は、集中した学修を継続させるために必要だと私も考えています。しかし、気分転換をしたと思うのは、どのような時でしょうか。

本村
私の場合は解けない問題があって息詰まり、勉強から少しでも離れたいと思う時です。

川畑さん
私も、本村さんと同じような状況の時に気分転換をしたくなります。つまり、この気分転換をしたいと思う時の心理状況を踏まえると、できないことから逃げる口実として、気分転換をしている場合もあると考えました。ある程度の気分転換は必要だと認識した上での考えですが、毎日成長するためには、できない問題にぶつかっても逃げずに向き合う。そしてコンスタントに勉強していき、1問でもいいから、できる問題を増やしていくことが大切だと考えるようになりました。

勉強が進まない日もある。でも合格への一番の近道は…

本村
先程は、気分転換に対しての考え方を伺いましたが、できない問題にぶつかったり、勉強が思うように進まない時には、どのような対応をされていましたか?

川畑さん
できない問題を理解して何度も繰り返したり、まずは「なぜできないのか」を自分で考えるようにしていました。法律の勉強は軌道に乗るまで時間がかかります。ですが、合格への一番の近道は地道に自分と向き合って勉強することだと思います。できないという現実を受け止めて、できないなりに、できることを地道に積み重ねていく。そうすれば、いつかできるようになると考えています。

本村
それでは、最後に目標に向かって頑張る鹿大生に向けてメッセージをお願いします。

川畑さん

私も試験に合格しただけなので、あまり偉そうな事は言えないのですが...。「諦めなければ、できる」。達成したい目標に向かって頑張っている時に、色々なことで悩むことがあると思います。ですが、目標を達成するためには、どんなに大変でも前に進まなければ、一生達成できないです。だから自分と向き合って、努力し続けて下さい。そうすれば、いつの間にか目標を達成できていると思います。私も、自分が理想とする弁護士になれるよう努力し続けるので、皆さんも頑張ってくださいね。応援しています(^▽^)/

本村
私も自分と向き合って目標を達成できるように頑張ります。今日はありがとうございました!!

弁護士になるという夢を叶えた川畑さんは、とても生き生きとされていて素敵でした。最近、進路の事で悩んでいた筆者ですが、前向きで明るい川畑さんのお話を聞いていると、私まで前向きな気持ちになり「私も目標を達成できるように頑張ろう」と勇気づけられました。2時間を超えるインタビューとなりましたが、私の質問に対して一つ一つ丁寧に答えてくださりありがとうございました。これからのご活躍をお祈りしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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