いきなりですが、みなさんは宇宙人の存在を信じていますか?

ちなみに筆者はあまり信じていません、、、

しかし本当に宇宙人がいるのか、いないのか、とても気になるところです!!

そこで今回は、天文学を専門としている、

理学部物理科学科 准教授の中西裕之先生に宇宙人についてインタビューしてきました。

プロフィール

担当講義
・波と振動の物理学
・輻射の物理学
・天体観測実習
経歴
1993年;東京都私立武蔵高校入学
2005年;東京大学 理学系研究科
    天文学専攻博士課程 修了
2007年;鹿児島大学理学部准教授就任

 

筆者
よろしくお願いします。
まずは先生の研究内容を教えて頂いてもよろしいですか?

先生
はい、大学院生の時から、天の川の形を調べる研究をしています。

筆者
天の川の形って調べることができるんですね!
ちなみに、どのようにして調べることができるのですか?

先生
水素の電波のデータを使って、天の川にある水素ガスの分布を調べ、それを使って天の川の中にどのような形でガスが分布しているかを調べています。そうすると、私たちが住んでいる天の川の形が分かります。また、天の川の大きさなども調べています。

筆者
なるほど、、今まで天の川の形や大きさを考えたことありませんでした。
先生は、研究の途中で行き詰ってしまったことはありますか?

先生
研究をしていく中で、こうだと思ってやってたら、予想が外れることはたくさんありました。研究っていうのは大雑把な予想をしつつ、実際やってみて外れて、しまったなと毎回思うけどその度に、ブレイクスルーが見つかってくるから、行き詰っているときに面白いことが生まれてきます。

筆者
先生にとってそれが研究の楽しさでもありますか

先生
そうだね、ハラハラすることもあるけど、いつも何とかなると信じて研究をしているかな

筆者
ポジティブに考えることが研究を続けていく上で大事なことでもあるんですね。

 

インタビューの様子

 

  さあ!お待たせしました!

きっと皆さんが気になっている宇宙人の話についてインタビューしていきますよ!

 

筆者
先生は宇宙人がいることを信じていますか?

先生
うーーーん、難しいよね。
大体の人は宇宙人はいると思っているだろうし、地球だけが特別ではないという考え方も間違いではないと思うよ基本的には僕もそう思っているんだけどね。

筆者
基本的にはと言いますと、何か他にも考えがありそうですね。

先生
基本的には地球だけが特別ではないから宇宙人がいてもおかしくはないけど、逆に今まで全然何も見つかっていないということ自体も大事かもしれない

筆者
何も見つかってないと言うと?

先生
まず、少なくとも今のところは宇宙人からの交信がないというのと、次に、地球のような環境が本当に存在しているのかは自明ではないということかな。

筆者
なるほどぉ
しかし、テレビ番組などで実際にUFOが来たとか、信号がきたとか言う人もいますが、これについて先生はどう考えますか?

先生
テレビ番組のUFOが来たとか信号がきたといった内容は信じていないよね。それはただ、色々な偶然が重なっているだけかもしれないと思うよ。科学は再現性が重要だから、そういった意味では再現性がないから科学ではないかな。

筆者
言われてみると、UFOに再現性ってありませんよね、、
では、もし仮に、宇宙人がいるとした場合、どのような環境だったら存在できていますか?

 

  • 惑星があんまり熱すぎても、冷たすぎてもダメ
  • 太陽が大きすぎても爆発してしまうからダメ
  • 太陽が小さすぎると、太陽と距離が近くないとダメ
  • 逆に太陽に近すぎると、潮汐力で回転が固定され、同じ面が暖められるから、昼と夜の寒暖差が大きくなり、水が存在しないから難しい。

 

先生
つまり地球みたいな環境や、太陽が公転している半径くらいの大きさくらいがいいのではないかな

筆者
中々条件が厳しいですね!

これを考えると確かに、宇宙人が存在していることは確率的に低そうです。
まとめ

天文学を専門としている中西先生に、宇宙人の存在について質問してみたところ、先生は人間のような高度な文明をもった宇宙人の存在をあまり信じていないことが分かりました。

そして、やはり天文学を専門としている先生の意見にはとても説得力があり、筆者自身も思わず先生の話に釘付けになってしまうくらい興味深いインタビューとなりました。

 

中西先生、お忙しい中インタビューのご協力ありがとうございました!

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