現役鹿大生になんと全国応募100名から選ばれた初代ミス薩摩焼酎がいる!!との噂を手に入れたKADAI INFO編集部。一体どんな人物なのか?また、ミス薩摩焼酎とは何か?や焼酎についてインタビューしてきました!
ミス薩摩焼酎とは:
薩摩焼酎のPRを目的とした活動の中で、2015年から毎年秋に選出される女性のこと。薩摩焼酎の業界組織である鹿児島県酒造組合の主催で募集、選出される。任期は1年間で、薩摩焼酎の宣伝のために鹿児島県内外のさまざまな催事等に参加する。
−①まず…ミス薩摩焼酎ってどんなことをするんですか?
2016年11月までの1年間薩摩焼酎のPR活動をしました!
具体的には、鹿児島県酒造組合さん達と鹿児島県はもちろん全国各地、時にはシンガポールや香港など国外での商談会や展示会、合わせて40ほどのイベントに参加して焼酎についての説明や営業をしましたね!
様々な人と出会えて「世の中にはこんな仕事があるんだ!こんなお酒があるんだ!」と感じる貴重な体験ができて楽しかったです。
強いて大変だったことを挙げるとすれば、1日中9センチほどの高いヒールを履いて活動しなくてはいけなかったことですかね…いつもイベントが終わる頃には足ぱんぱんになってしまって…(笑)
−②日本国内だけでなく海外にも訪れてPR活動をしていたんですね!たくさんの思い出があると思うのですが、そのなかでも一番の思い出は何ですか?
1年間の活動全てがとても刺激的で1番を決めるのは難しいのですが、改めて考えてみるとミス薩摩焼酎に選ばれた時が一番強く印象に残っているかもしれません。
まず、ミス薩摩焼酎は一次選考で選ばれたファイナリスト6人が最終的に天文館で行われる二次選考にて、3分間のスピーチをして選ばれるんです。
このスピーチの練習中に私は「ミス焼酎ならこう言うだろう」という先入観で自分を取り繕ったスピーチをしてしまったんです。
その後、所作を教えてくださった先生から「全然心打たれない、本当にあなたが思っていることを言葉にしてみて」と言われてしまいました。
そこから「自分が本当に思っていることってなんだろう…」と思いながら自分と向き合う時間が続いて…自分と向き合うのって辛いじゃないですか?(笑)私にとって簡単にできることではなくて、辛かったです。
そうして迎えた二次選考の時、悩みながらも自分と向き合って生まれた今の自分の言葉をもって、多くの人の前で正直な気持ちでスピーチをしました。
その結果、私の思いがスピーチを聞いた人たちに伝わってミス薩摩焼酎に選ばれて
今の自分で選んでもらえたんだ!という自信…というと簡単な言葉なんですが、一年間「私として」頑張ろうって思えてとても嬉しかったです!
−③初代ミス薩摩焼酎として鹿大生におすすめの焼酎の種類や飲み方などありますか?
鹿大生は焼酎飲める方が多いと思うので、私のおすすめは断然「お湯割り」です!
ですが、女性の方など飲みなれていない方は、入り口は広いほうがいいと思うので、オレンジや炭酸などと割ってみたりして初めは飲みやすい飲み方でいいと思うんです。もし、私が焼酎を飲んだことない人に勧めるなら、9:1よりももっと薄くしてほんのりと香りがする水割りとそれに合う料理を出すかな?(笑)
−④ミス薩摩焼酎を通して何か変わったことはありますか?
ミス薩摩焼酎の任期中に焼酎を作られている方達の偉大さや、お金を払って買ってくださる人がいるありがたさを身をもって体感しました。そんな様々な人の鹿児島への貢献と比べて、ミス薩摩焼酎として自分が鹿児島のために出来ることってまだまだ及ばないなと感じました。
そんな歯痒さから将来は「鹿児島のために未来にも何か残せるような貢献がしたい」という思いが大きくなりました。
その貢献の方法としては自分が楽しいと思えることであって欲しいし。、心地いい「空間」で「場所」で「人」で、何か実現できればいいなと思います。
それによって、自分が暮らしている範囲が明るくて楽しくてみんなも笑っててっていうのが一番幸せかなって…!そういうお仕事に就きたいです。
−⑤ミス薩摩焼酎以外のお仕事も他にされているみたいですね!
ミス薩摩焼酎の活動を見てくださった方達から、海上保安庁の仕事依頼がきたり、
中国の学生と交流する機会がありました。
具体的に言うと、上海の女子大生で構成されるメディアグループの方達が日本のトレンドをリポートするために鹿児島に来ていたのですが、その時に彼女たちと錦江湾をクルージングしながら交流しました。
現在は、声をかけていただいて「南大隅町 Deep Trip Ambassador」というものをしています。南大隅町がインスタグラムを利用して町おこしをしよう、というとっても面白い企画になっているので是非見てみてください!
−⑤この経験を通じて鹿大生に何か伝えたいことなどありますか?
鹿児島大学って居心地がいいし、なにか特別な事をしなくても楽しいじゃないですか?
普通にしてれば卒業も就職もちゃんとできるし...でも、はたから見れば「何のためにここまで頑張っているんだろう?」って思うほど、情熱的に行動している人っていますよね。
私にとっては皆と違う行動をすることが勇気のいることだったんですけど、情熱的になりたくて私も立ち上がって行動してみたんです!
実際私はいっぱい失敗をしてきました。たまたまミス薩摩焼酎を受けて受かったというよりかは、色んな挑戦と失敗を繰り返して今回選ばれたんです。
そのおかげで、本当にいい経験ができました。だから、行動することって大切だなと思います!
−⑥今後の野望はありますか?(笑)
今年の夏には、また新しいミス薩摩焼酎の募集が始まるんですよ!
ぜひ同じ鹿大生にもこの濃密で楽しい経験をしてほしいです!
詳しくはまだ決まっていないのですが、夏頃には鹿児島県酒造組合のホームページに情報が上がっていると思います。ぜひチェックして見て下さい。
焼酎一年分の副賞も本当に嬉しいプレゼントでしたよ!くわしくはこちらまで!
とにかく謙虚で真摯な森さん、優しい言葉の中に力強さを感じました。森さんの今後のご活躍も期待してます!ご協力ありがとうございました!