エントリーシートだけでは理想と現実にギャップがあると考え、地方企業を集めた”インターンシップフェア”を主催したINFACT代表の淳平さん。来年度から鹿児島の企業に就職する。ということで、地方の企業について聞いてみました!

-来年から地方企業に就職することにした決め手とは!

僕、元々は教師になりたかったんですよ。
でも、ある時友達に「公務員は安定していていいね」って言われて、「安定っていいのかなぁ」って思ってしまったんです。
 やっぱり人生波乱万丈の方が面白くないですか?(笑) 
それで結局、小学校からの夢だった教師になることをスパッとやめちゃったんです。
ずっとなりたかったものをやめた時、「将来何になろう?」って考えなきゃいけなくなって(笑)。

そこから「働くってなんだろう?」って考えてから、学生団体INFACTを立ち上げて企業と交渉したり、インターンに参加したりした結果、地方の企業が自分に合ってるとわかったんです。決め手は、 大企業と地方企業を比較した時の地方企業の良さですね。 

-”地方企業の良さ”ってなんですか?

給料だったり福利厚生を見ると、大企業って地方中小企業より良いんですよ!
ですが、地方中小企業にも優れたところがあって

例えば、Aさんから仕事を受けた際に、大人数で部署ごとに分けて仕事をこなす大企業は、Aさんとの繋がりがどうしても希薄になると思うんです。

逆に、地方中小企業であれば、少人数で仕事を行う分、Aさんとの繋がりが密になると思うんですね。
 時間と労力をこだわって顧客にお返しできるっていうのが魅力だと思ってます。 

 

-地方企業が向いている人とはどんな人ですか?

 「働く=お金を稼ぐこと」だけだと思っていない人です。 例えば、自分を表現しやすかったり、自分のエネルギーを直接顧客に渡したい人ですね!

具体的に言うと、
「このお客さんのために〇〇が必要だと思うので〇〇やらせてください!」
って言うのが通りやすいのが地方中小企業だと思います!

 地域のために自分を表現して、楽しく働きたいなら、地方中小企業に行ってはいかがですか? と思います。僕の感じた限りですけど、やはり温かみが地方中小企業にはあると思います。

-就職活動を始める人に伝えたいこと

 無理して就職しなくて良いんじゃない? と思います。
自分のやりたいことを好きなだけやって、足りなかったり、モヤモヤしてるものを持ってたりするなら、まだ就職しなくても良いかなと思います。

 「この会社に入りたい」という目標ではなく、「自分がどう在りたいか」という就職後も、自分の中で持ち続けられる目標を作ったほうがいいと思います。 

例えば、僕は「常に誰かに良い影響を与えられる人になりたい」という目標があって、その目標を達成するために、地方中小企業に就職することが自分にとっていいと思いました。

-鹿児島大学についてどう思いますか?

 鹿児島大学の一番良いところは、学校のバックアップがすごい!  イベントを開催したい!となった時に、イベントについてアドバイスや添削をしてくださったため、改善できました。
また、教室や備品を貸してくれたり、駐車場も貸してくれたりします。他にも、学長さんを通じてお仕事をいただけたこともあります。

学校が学生が活動することに対してすごい親身にサポートしてくれる。学校自体のシステムもそうだし、職員の方もそうだと思いますね。

 こんな手厚いサポートって、鹿児島の大学だったら鹿児島大学だけなんじゃないかな? 特に僕たち学生団体にとってはすごいありがたいことです!

-淳平さんにとって働くとは?

 ”働く”って”相互作用”だなって。 

それは、互いに影響を与えて、影響を与えられることです。
この人のために「ここまでやってあげよう!」と思って仕事をして、お渡しすると、
お渡しされた側も、「ここまでしてくれたんだ!この人すごい良い人だな、またこの会社に仕事を依頼しよう!」ってなると考えていて。

だから、 ”働く”ってお互いより良い関係を築いていく中で色々なものを生み出していく。そして世の中に影響を与えていくっていうこと だと思います。

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