鹿児島市民の足を支えている鹿児島市の路面電車、通称「市電」

通勤や通学で一度は乗ったことがある!という方も多いのではないでしょうか?
ただ、身近なのにまだまだ知られていない市電の秘密があるんです。
秘密を知ると誰かに自慢したくなっちゃうかも!

 

今回、市電の秘密を教えてくださったのは、

鹿児島市交通局で元市電運転手の増満さんと、

交通局サポーターの冨吉さんです!

左:増満さん  右:冨吉さん

 

1501号車が見れたら超レア!?

 

現役最古の市電。 写真提供:冨吉さんより

 

秘密①

1番古い形は500形の残り1両である「501号」。

1950年代から活躍しており、街中で見かけたらとてもラッキー!

その後2000年代に入ると国産初の超低床電車や、カフェトラムなどが加わり、全部で走行する電車は58台に。

おはら祭で活躍する「花電車」も入れると59両

電車についている数字は、製造年が由来!

613号車だと「1960年代」に製造されたもの

秘密②

電車を正面から見た際についている番号。

これは「〇〇形」と言われるものだが、製造年が番号に影響している。

例えば9500形は、1995年頃に製造されたもの。

電車とすれ違う度に、いつ作られたものか分かっちゃう!

電車を貸し切りできる!?

秘密③

なんと!予約をすれば市電を貸し切ることができる!

なかなか乗ることのできない「カフェトラム」や「かごでん」も借りるチャンス★

自分たちで車内を飾り付けることもできるため、パーティーやイベントにもぴったりなのだとか。

現在はコロナ禍で定員を半分にしているものの、グループで何かしたい時にはオススメ✨

しかも今だけ通常の半額!

どの電車も50分 6700円から貸し切りができて超お得★★

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電車カラーは通称 ”かぼちゃカラー”!?

秘密④

街中でよく見かける電車は、車体の上半分が黄色、下半分が緑色。

この電車の色を「かぼちゃ」カラーと呼ぶ人もいるのだとか。

この色になった理由は諸説あるらしく、

黄色は「こみかん」🍊、
緑色は、鹿児島県の県木である「クスノキ」🌳をイメージしている説も。

ちなみに白いラインはワンマン電車であることを示すためにつけられたそう。

電車1両は「〇」億円!?

 

秘密⑤

国産初の超低床電車として登場した2001年の1000形車両。

古い電車のモーターを改良しているが、
1両あたり「1億8000万円から2億円」もするそう!

7500形と呼ばれる2017〜2019年に製造された4台。
1両あたりのお値段は、なんと2億5000万円にも上る!

高額だからこそ、長年に渡って使うことができ、私たちの生活を支えてくれている。

そんな電車たちが休む倉庫にお邪魔してきました~!!

鹿児島の友好都市・姉妹都市とのコラボデザイン車も!

秘密⑥
1991年頃から鹿児島と友好を結ぶ都市とのコラボデザインが始まる。
初期は車両ごとに外国語の音声も流れていたのだとか。
最近では、2020年末から2021年初めにかけて、デザインがリニューアル!
鹿児島で活躍されているイラストレーターの方にデザインが依頼され、
可愛らしい動物や各国の美味しい食べ物など、その都市の魅力が伝わるデザインになっている。
今回は、オーストラリアのパース市を担当された、ことうのぞみさんからメッセージをいただきました!

ことうのぞみさん
今回、鹿児島市内在住のイラストレーターが姉妹都市号を描く企画が採用され、
7名がそれぞれ描きあげました。市電の左右違ったイラスト、内装もこだわってデザインされているので
是非見て、乗って楽しんでください。

いかがでしたか?
普段使っている市電について皆さんも知らないことがあったのではないでしょうか?
次からは、ちょっと”ハナタカさん”気分で市電が使えちゃいそうですね♪
ご協力いただいた増満さん、冨吉さんありがとうございました!!
この記事の内容はKADAI INFOが発行しているフリーペーパー「nice! 第5号」にも載っています♪
ぜひこちらも読んでみてくださいね♪
今回の「あなたは知ってる? 
市電の秘密6選!!」は、
私、編集部のまゆたん(えもでぃ)と
デザイン部のセリナでお伝えしました!!
交通局内にある写真スポットでパシャ📸

左:セリナ   右:まゆたん

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