初めて鹿児島に来て、驚くことといえば?
桜島?
アミュラン?
・・・そう、鹿児島弁!
11月10日~11月16日は鹿児島県の方言週間です。
ということで、みなさんの鹿児島弁力を向上するべく、鹿児島弁をいくつか挙げてみました。
これを読めば、鹿児島のおばあちゃんの話がちょっぴり分かるようになるかも!?
まずは初級編!鹿児島弁の楽しさを感じてもらうための級です。鹿児島に数年住んでいるとわかる人も多いでしょう。
たまがっ
(例文)ああ、ひったまがった!
意味:びっくりする
語源は「たまぎる(魂消)」という古語です。ほかにも「けたまがい」「たまがー」という言い方もあります。
にせ
(例文)あんた、まこてよかにせやな~
意味:青年
語源は「にせい(二歳)」で、現代でいう青二歳の二歳です。例文の意味は「あんたは本当にいい青年やね~」という感じです。
おやっとさあ
(例文)今日はおやっとさあでした。
意味:お疲れ様
CMで聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。先輩が後輩に対して使うものだそうです。
次は中級編!鹿児島弁のすばらしさを感じてもらうための級です。鹿児島に長く住んでいる人が、聞くくらいならニュアンスはわかる!というくらいの難易度です。
うっちょっ
(例文)本ばここにうっちょかんで!
意味:放置する
語源は「うちおく(打置)」で、打は強意の接頭語です。例文の意味は「本をここに置かないで!」になります。
そい
(例文)そこのそいくれ!
意味:醤油
醤油のことを鹿児島弁で「そい」や「しょい」というそうです。英語のsoyと意味も読みも同じというところが面白いですね。この言い方は南薩に多いです。
うぜしけ
(例文)こん時期はうぜしけな~
意味:大変忙しい
忙しいの意味の「せしけ」に、大変の意味の「う」がついてできた鹿児島弁です。例文の意味は「この時期はすごく忙しいな~」となります。
最後は上級編!鹿児島弁の奥深さを感じてもらうための級です。鹿児島弁を日常的に使っている人にはわかるかもしれないという難易度です。
いみしい
(例文)あん子はいみしかな~
意味:意地悪、きびしい
「忌み(さけるべきこと)」という言葉からできた鹿児島弁です。ここでは悪い意味で使われていますが、地域によっては「勇敢である」といったようにいい意味で使われることもあるということです。
ごぜんけ
(例文)昨日娘のごぜんけだったよさ~
意味:結婚式
語源は「ごぜんむかえ(御前迎)」という単語で、「御前」というのは自分の妻という意味があるそうです。ほかにも、結婚式という意味で「さんばーいか」という言い方もあります。(難しすぎて日本語じゃないみたいですね…)
例文の意味は、「昨日娘の結婚式だったんだけど~」という感じです。
だれやめ
(例文)今日もだれやめすっか。
意味:晩酌
「だれ(疲れ)をやめる」という言葉が転じてできた鹿児島弁です。焼酎作りの盛んな鹿児島ならではですね。
ちなみに、KADAI INFOの代表と副代表で、Youtubeで「さはしとみっちゃんの15時のだれやめ」というチャンネルをやっています。鹿大にまつわるネタをしているので、興味がある方は見てみてください~!
K-STATION by KADAI INFO https://youtu.be/s7wqSfSWagg
(「鹿児島弁検定問題集」参照)
何個わかったでしょうか?鹿児島弁は本当に奥深いですね~
筆者の好きな某探偵マンガの中に、こんなセリフがあります。
方言は言葉につけたアクセサリー…外したければ外せばいいけど、捨てちゃだめよ…
そこにはあなたがそこで育ったという大切なメッセージが刻み込まれているんだから
かっこいい言葉ですね。
みなさんも自分のアクセサリー、大切にしていきましょう。