みなさんこんにちは!

編集のあやかです。

さて、突然ですが、この写真を見てください!

知覧町より

とっても綺麗な写真ですよね…

見ているだけで夏の太陽の日差しを感じられます。

 

また、この写真も見てください!

サマーナイト大花火大会より

花火が夜の鹿児島に咲き誇る、幻想的な写真です…

私自身、天文館近くで行われていた展覧会にふらっと訪れたところ、そこに飾られていた↑この写真に一目惚れ!

そこでよくよく調べてみると…

実は、この写真、鹿児島の写真家である「大社正照さん」が撮られた写真だったことが分かりました。

 

そしてより調べていくと、大社さんがこれまでに様々な写真展において、

なんと!500作品以上で入賞されていることがわかりました

 

そこで、どのような経緯で写真を撮ることになったのかなど疑問に思い、

大社さんに直接インタビューを申し込んだところ、快く受けてくださりインタビューを行ってきました!

 

大社さんのプロフィール
1945年 鹿児島市に生まれる(出身高校→玉龍高校、出身大学→福岡大学経済学部)
1967年 大阪の会社に就職
1971年 帰鹿 父親の会社に就職
1985年 「お茶の美老園」に就職、16年間勤める
2001年 妻の実家の家業(質屋)を継ぐ

座右の銘:「思い立ったらまず行動」

 

写真を撮ることが好きな人、見ることが好きな人には、それらがより楽しくなるきっかけになるような、

はたまた写真に全く興味がないという方には、少しでも写真に興味を持ってもらえるきっかけになるような、

記事になっていると思います。

ぜひ最後まで読んでみてください!

 

※今回のインタビューは新型コロナウイルス感染症対策を万全に行った上で行いました。

 

筆者
こんにちは!
今回はよろしくお願いします!

 

大社さん
こんにちは。
よろしくお願いします!

 

写真を撮り始めたきっかけは?
そもそも、父親が戦後間もない頃から、珍しくカメラを持っていたんです。
そのため、若い頃からカメラは身近な存在で、写真を撮ることには興味がありました。
そんな中、20年前に、趣味で野の花を描いている内に、ふと、花の接写もしたくなり一眼レフのフィルムカメラを買ったのです。
(接写→写真でごく近くのものを写すこと。レンズをものに近づけて写すこと。)
それがきっかけで撮り始めた写真を、試しにフォトコンテストに応募してみたところ、これを最高賞に選んでいただいたんです。それから様々なジャンルの撮影にハマっていきました。
元々、「絵を描く」という趣味は持っていましたが、それがきっかけで別の趣味が生まれるとは思っていませんでしたね。
↓その実際の写真がこちらです!

第一回ふきあげフォトコンテスト 最優秀賞「夏休みの一日」

小さな子供たちが楽しそうに海遊びをしている様子が、写真を通して伝わってきます…!

筆者
ちなみにこの写真が大社さんにとって1番のお気に入り写真だそうです!

 

写真を撮る中で楽しい時、辛い時をそれぞれ教えてください。

楽しい時は、自分の撮ろうと思った被写体を、思い通りの構図で綺麗に撮れた時ですね。

思いついた時にパッと撮る方法だけが、写真を撮る方法ではありません。
自分が撮ろうと思った被写体に対して、撮影ポイントを探したり、時間帯を選んだりなどの構想を練ってから撮るという方法もあります。
そうやって時間をかけて思い通りの写真が撮れたら、最高に楽しいですね。

辛い時はその逆で、時間をかけて構想を練ったのに、上手く撮れなかった時ですね。

フラワーパークかごしまより

筆者
ちなみに撮影ポイントのネタはどこから得るのですか?

大社さん

私は新聞記事から構想を得ます。珍しい行事や珍しい野菜を育てている農家の方達が取り上げられていると、ぜひ写真におさめたいなと思いますね。

新聞は毎日発行されるので、ネタは尽きないです。
尽きないネタをまとめるためにも、日記にまとめています。

 

筆者
新聞記事から被写体のネタを得るのですね!
なかなか思いつかないネタ元だったので、とても驚きました。
確かに新聞記事には「鹿児島で開催されるイベント」や、「収穫時期の農作物」など本当にさまざまなネタが転がっていますし、だからこそ、自分の範囲外のものも目に入るきっかけになりそうですね。

 

東開町より種子島のH2Bロケット発射の様子

辛いこともある中で、写真を何年間も撮り続けられる理由は何ですか?
写真撮影は奥が深くて、何年もやっていても新しい発見があります。
それこそが写真を撮り続けられる理由ですね。
また、それが記録として残ることも大きいです。
写真を1枚見るだけで、その撮った時の周りの景色や、音、匂いなどが思い出されますよね。
それって写真にしかない魅力だと思うんです。

筆者
なるほど…!
写真撮影の奥深さと写真の記録としての側面が、大社さんを何年間も魅了し続けるんですね!ここで、大社さんの写真を拝見していると、夜の写真が多いのに気づくのですが、
夜の写真を撮ることの魅力などはありますか?

 

大社さん
個人的に、私は昼に撮影するより夜に撮影する方が好きです。
夜の撮影には、「撮ってみないとどんな写真になるかわからない」という魅力があります。夜の撮影は2005年ごろから始めましたが、今でも分からないことは多くあり、勉強中です…

筆者
確かに、夜の撮影ならではの魅力ですね!
私自身、スマホなどで写真を撮るときはやはり昼の明るい場所での方が多いため、今度スマホのナイトモードなどを使って夜の撮影に挑戦してみたいと思います!
桜島より

筆者
最後に、写真を撮ることが好きな若者に対してアドバイスなどはありますか?

大社さん
カメラや撮影の基礎知識を学ぶことはもちろんですが、その上で、豊かな想像力や、「五感を磨くこと」が大切だと思います。
「五感を磨く」っていうのは、具体的に、物事を様々な面から捉えられたり、小さな変化を見逃さなかったりできる、目を養うなどということですね。
そしてそれを撮影の時に活かせるようになったら、きっと今よりも素敵な写真が撮れるようになると思います。

 

まとめ

今回は写真家の大社正照さんにお話を伺いました。

私自身、写真の知識は全くないのですが、そんな私にもわかるように丁寧に説明してくださいながら、お話ししてくださいました。

個人的に自分の知らない世界を知ることの楽しさを改めて実感した時間でした!

皆さんに、そんな時間が共有できていたら嬉しいです!

 

改めて、今回取材に応じてくださった、大社さん、取材場所”アートスペース「晴」”を提供してくださった三浦さん、本当にありがとうございました!

(”アートスペース「晴」”を経営されている三浦さんには以前取材をさせていただきました。気になった方はこちらをご覧ください!)

おすすめの記事