学生消防団インタビュー

皆さん、周りに何か珍しい活動をしている方はいらっしゃいますか?😉

今回、鹿児島市の「学生消防団員」として活動をしている鹿大生がいらっしゃると聞きつけ、2名の方にインタビューさせていただきました!

「学生消防団?なんかかっこよさそう...!」
「でも、なんだか応募の勇気が出ないなぁ」

そんな方々の背中を押してもらえるようなお話を聞いてきましたよ🎶

プロフィール紹介
(写真:左)
名前:山中 勇輝(やまなか ゆうき)さん
年齢:22歳
大学:鹿児島大学
学部学科:理学部 物理科学科
学年:4年
出身:京都府
(写真右)
名前:四本 衣吹(よつもと いぶき)さん
年齢:22歳
大学:鹿児島大学
学部学科:農学部 農業生産科学科
学年:4年
出身:鹿児島県

🤔 学生消防団に入ったきっかけは何ですか?

筆者
さっそくですが、どこで消防団を知ったのですか?

四本さん
最初は広報誌「鹿児島市民のひろば」で募集がかかっていたものを見て知りました!

山中さん
僕は鹿児島大学のボランティアセンターでチラシを見て知りました!

筆者
なるほど、お二人とも身近な媒体で見かけたことがきっかけだったのですね...!👀
なぜ「入りたい!」と思ったのですか?

四本さん
私はもともと何か地域に貢献できるボランティアはないかなぁと探していて...。生まれ育った鹿児島のいち市民として何かできないかなぁという思いが漠然とありました。
問い合わせ先のメールアドレスに連絡して話を聞きに行って...。すぐに入団していましたね!

山中さん
僕は県外出身だったので1年生の春に知り合いが鹿児島に一人もいない状況で。「ボランティアだと地域の人と関われるのではないか」と思い立ち、偶然のきっかけで見つけた消防団に入団しました。そういえばボランティアは今までしたことなかったですね...。

🚒 具体的にこれまでどのような活動をされてきたのですか?

山中さん
社会人の消防団員の方々は本格的な活動をされるのですが、学生消防団員は初歩的な部分を教えてもらったり、お手伝いをしたりしています!例えば、基礎の防災知識・心肺蘇生のやり方・避難所の運営・避難訓練の炊き出しのお手伝いなどです。すぐに実践というわけではなく、丁寧にサポートしていただけるので気負わなくても大丈夫です。

四本さん
学生の場合は男女で活動に差がないので、私も同じような活動をしてきました。月に1〜2回、午前中の2〜3時間程参加する感じです。参加は強制ではないので就活や学業の状況に合わせて活動頻度を調整できますよ。とても活動しやすいなぁと思っています。
具体的な消防団の活動についてはこちらの記事で紹介されています💁‍♀️✨

筆者
消防の知識!小学校の避難訓練の記憶しかないから危機感...。ボランティアで知識量が増えるのはすごく魅力ですね!

✨ 一番思い出に残っているエピソードを教えてください!

山中さん
ちょうどこの前参加してきた、桜島での避難訓練での活動です!避難所運営のお手伝いをしていたので桜島の地域の方々と交流する機会がありました。桜島の方ってすごいんですよ、恐らく日頃から桜島の噴火に備えた生活をされているので、避難訓練もすごくてきぱき動いてくださるんです。とても印象に残っています。また、僕は検温・消毒の場所を担当していたんですけど、「土日にご苦労様」と声をかけてくださって...。すごく嬉しかったですね☺️

四本さん
私は、感動エピソードとかではないのですが...(笑)。応急手当講習の心臓マッサージが上手くできなくて大変だったことを覚えています。心臓マッサージってよく動画は見ますけど、女性はすごく大変で...。胸部を下げないといけないけど思ったより下げられなくて!難しかったけど勉強になったことが思い出です!✨
(桜島での避難訓練の様子...👀🌋)

💡 ぶっちゃけ消防団員になって良かったと思うことはありますか?

山中さん
ありますよ!(笑)先程もお話しした通り、防災・応急救護の知識がついたのは本当に良かったです。生きていく上で自信がつきましたね。あと、コミュニケーションに関して学びになったことがありました。消防の活動を通して、「声をかける」ということが大事ということを知ったのです。例えば担架を上げる時は必ず声を掛け合わなければいけません。これはコミュニケーションにおいて他のことにも通ずることだと思っています。

四本さん
私も、防災の知識がついたことが一番入団して良かったなぁと思うことかもしれません。少し活動報酬も出ますし、プラスのことが多いですね。逆に大変と思ったことはあまりないかもしれないです。

🌱 学生消防団員として活動したことで変わったことはありますか?

四本さん
卒業後も、いずれ住む地域で社会人の方々が入っている女性消防団に入団しようと思っていて...!学生消防団の活動では消防の基礎的な部分に携わりましたが、これからもっと多くのことを知りたいと思ったのです。このように消防の本格的な講習を受けてみたい・実践的な活動をしてみたいという思いは、学生のうちから活動をしていなければ芽生えなかった思いですね...💬

山中さん
「消防・防災」が自分にとって身近なものになったことが活動を通して変わったポイントですね。僕も大学卒業後、社会人になっても消防団に入団する予定ですよ🔥

筆者
なんとお二人とも続けて活動をする予定とは!きっと活動が充実している証拠ですね👀✨
(インタビューの様子🎤)

💁‍♀️最後に読者へメッセージをお願いします!

四本さん
入ってみて損は絶対ないので少しでも興味があれば是非一緒に活動しましょう!✨

山中さん
活動頻度もそこまで高くないですし、衣服支給・活動費用等のサポートがすごく手厚いことも魅力です!消防に少しでも興味あるような、ないような...という方!是非入ってみてください😄

筆者
貴重なお話をありがとうございました!

 


「消防団」と聞いても、あまりピンとこない方もいたのではないでしょうか...?
しかし、内容を聞いてみると学生も関わりやすく、サポートも手厚い素敵な活動だということが分かりました!
もし「何かボランティアしてみたいな...」「もっと地域の人と関わりたいな...」という思いをお持ちの方は是非こちらから調べてみてくださいね🎶
消防団とは...
・市町村の非常備の消防機関であり、その構成員である消防団員は、「自らの地域は自らで守る」という精神に基づき、消防防災活動を行っています。
・消防団員は非常勤特別職の地方公務員である一方、他に本業を持ちながら“自らの意思に基づく参加”すなわちボランティアとしての性格も有しています。
鹿児島市の「学生消防団」
鹿児島市の学生消防団(学生機能別分団)は、将来の地域防災の担い手の育成などを目的に令和元年にスタートし、主に以下の活動を行っています。
・救急講習や基本的な消防訓練、避難所運営研修
・鹿児島マラソンやサマーナイト花火大会での警備など
※基本団員とは異なり、災害現場での活動はありません。
おすすめの記事