鹿児島の喫茶店をめぐる、ちょっとした小話。
はじまりだよ〜っ!
いちばん読んでほしいのは3つ目の喫茶店!
とりあえず一番下にスクロール!さあ!
"せっかくの冬休み、お洒落して、すてきな喫茶店に行こう。"
①コーヒー&パーラーパリシェ/天文館
今日は、ひとりでのんびりお買い物。
日曜日だから、どこのお店も人がいっぱいだわね。
ひとりでぼーっとしたいなあ、
どこか静かな場所ないかしら。
そうね、甘いクリームソーダを飲んで
懐かしい気持ちを味わいたいわ。
あ、そうだ、
天文館の地下にでも潜ってみようじゃないの。
なんて気持ちの日に、ぜひ、どうぞ。
(どういう気持ちだよ!)
②南蛮(荒田)
来ました、鹿児島大学の近くのお店。
それでは、はじまりはじまり~。
あらやだ、もうお昼じゃない。
また何もせずに午前が終わってしまったわ。
どこか行かなくちゃ、
1日中パジャマで過ごすのはいやよ。
そうね、美味しいケーキでも食べたわね。
いいお天気だし、好きな音楽を聴いて、
ちょっと歩くことにするわ。
素敵なお店にばったり、なんてことがありそうだわ!
うふっ!
なんて考えてるそこのかわいこちゃん、
ばったりすてきなお店に出逢わせてあげましょう。
こちら、隠れ家的喫茶店。
私、すきです、この渋い雰囲気。
ぜひお洒落して、
好きな音楽とともに行っていただきたい!
③Limelight(天文館)
はやいものでいよいよ最終章。
最後を締めくくる喫茶店は
果たしてどんなにすてきだろうか、
さぞかしわくわくしていることでしょう。
それでは、はじまりはじまり~!
18の時見た映画の途中で主人公が言っていた。
「1ついいことがあると、
持っていた小銭をなんとなくためているんだ。」
僕はその日から、
いいことがあると小銭をためるようになった。
20歳になった僕を祝うように、
小銭たちは瓶からあふれ出そうだった。
「よし、今日はこのお金をもってちょっと背伸びしてみようかな」
そう思った僕は、
おじいちゃんから譲り受けたフィルムカメラを持って、
天文館へ駆け出した。
喫茶店の椅子へ腰かけた僕は、
即座に足を組んだ。
僕は、ちょっと大人な雰囲気のお店に行くと、
足を組んでみたくなる。
そして、すました顔で「ブラックで」とオーダーする。
僕は大好きな珈琲を飲み終えて気づいた。
お財布忘れた。
この少年のようにちょっと、
カッコつけてみたい時、ありますよね。
まさにそんな気分の時に行っていただきたいのが
こちらのお店、ライムライト!
本物の大人たちが集うお店、
行ってみて興奮すること間違いなしです。
平成最後の冬に、少しばかり、
喫茶店でくつろぐ自分に酔いしれてみてはいかが?
※2022年8月更新