こんにちは!最近は暖かくなり、春が到来しているのを五感で感じられる季節になりましたね!

さて本日は何の日だと思いますか?

正解は・・・かごしま国体200日前なんです!今年10月7日より、かごしま国体が開催されます!

鹿児島が国体ムードになるのに先立ち、国体に出場する選手ってどんな人がいるんだろう?と疑問に思ったところ、私と同じ大学生で国体出場経験のある選手がいることがわかりました!すごいですよね!

今回はセーリングという競技で、昨年のとちぎ国体に出場経験のある北修紋さんにインタビューし、セーリングについてや、とちぎ国体での裏話などインタビューしました!

プロフィール

                           ・名前 北修紋(きた しゅもん)
                           ・出身 鹿児島県                                                                               
                           ・所属 鹿屋体育大学/ヨット部/2年(取材時)
                           ・競技 セーリング
                           ・2022年とちぎ国体出場

セーリングって何?

みなさんは「セーリング」というスポーツを知っていますか?比較的競技人口が少ないスポーツであるため、知らない人もいるのではないでしょうか?筆者も恥ずかしながらセーリングの知識は乏しく・・・・早速、北さんに聞いてみましょう!

北さん
ヨットを使ったスポーツになります。基本的に2人乗りが主流で、1人用と2人用でヨットの形態が異なります。
競い方としては、風を利用して、決められたマーク(目印)を旋回して、着順を競います。大会は基本的に4日間ほど続き、1日3レース×4日間で計12レース行います。国体では、レースが行われる4日間のうち、3日間で6レースに出場するのが基本です。私も3日間で6レースに出場しました。
勝負は、着順から与えられるポイントの合計により決まります。1位の場合、1ポイント与えられます。2位の場合は、2ポイント、3位の場合は3ポイント、・・・となります。その結果、レースが開かれる期間での、総合点数が低いほうが勝利となります。点数が低い方が勝利するところは、他の競技と異なる部分ですね。
また、ペアが変わることもありますが、自分のポジションはずっと固定です

コースレイアウトの例(イメージ)

自分のポジションについては、固定されているのですね。バレーでいうと、セッターやスパイカーが決まっていることと同じですね!ポジションについてもっと教えてください!

北さん
二人乗りの場合、ポジションに名前があります!私はヘルムスマンという、舵取りのポジションで、1番大きい帆を操る役割があります。一方、クルーというポジションは、2番目に大きい帆を操る役割があります。また、風下に行くときに第三の帆を操ることがあります。
なるほど、帆もそれぞれ大きさが異なり、扱う人が決まっているのですね。覚えることが多そうです!汗

北さん
確かにルールはたくさんあって覚えるのが大変です。ルール違反をしたら、そのレースは失格になり、実質レッドカードで退場です。
ペナルティもあります。例えば、優先すべきポジションのボードの進路を妨害したときなどです。そのようなときは、その場で2回転することで、レースに復帰することができます。ただし、2回以上ペナルティをもらうと、リタイアとなります。

レース中は、サングラスを着用しながら、常に波の立ち具合を測るそうです!風、波、潮の流れによって、ヨットの動きが変わるので、いかに環境に適応するかが勝利の決め手とのこと!

セーリングを始めたきっかけは?

北さん

初めてセーリングに出会ったのは高校入学時でした。これまでとは違う、新しいスポーツを始めたいなと思い、ヨット部に見学に行ったことがきっかけです!見学に行ったときに、思いのほか面白そうだなと思いました。また、セーリングは他のスポーツよりもメジャーじゃないから、競いやすいのではないかと思いました。

そういうきっかけだったんですね。競技人口が少ないスポーツは、ライバルも少ないから上位を目指しやすいという考えは戦略的だと思います!

国体出場まで、どのような練習をしたの?

やはり国体は特別な大会なので、普段とは違った練習をしていたのではないでしょうか。

北さん
毎日5キロ有酸素運動をしたり、筋トレの頻度、強度を上げたりして備えました。オリンピック選手とペアになったこともあり、プレッシャーは大きかったです。
しかし、ペアになったことで、学ぶことが一気に増えたと思います。セーリングの概念が変わり、走り方や、波や風の流れをより意識するようになりました。

国体での良い思い出や、苦い思い出は?

国体では、普通の試合とは違った経験もあったのではないでしょうか。

北さん

良かった思い出は、歴代のオリンピック出場選手や、有名選手に1レースでも勝てたことです。その方のつながりで、いろんな人と仲良くなれたことも良い思い出です。ペアの選手とも仲が深まり、素直に嬉しかったです。

苦い思い出は、自分が舵取りのときに、ミスをしてしまったことです。もう少し正確に言うと、相手の戦略にはめられてしまったことです。気をつけていたら防げたことでしたが、それが原因で順位が下がってしまいました。

大きい経験をするたびに、様々な人との交流が増え、新鮮な気持ちや新たな発見が芽生えますね!当たり前のような気がしますが、とても大事なことだと思います。

うまくいかず、気分が落ち込んだときに、どうメンタルを保つ?

北さん
調子が悪い時でも、オンオフがしっかりしていて、音楽を聴いたり、友達と遊んだりして気分転換しています。元々ポジティブ思考の人間で、引きずることが少なかったのですが!失敗をひきずって良いことはないため、次どうするかを考えたほうがいいと思います。
確かに、過去の失敗をいつまでもくよくよと嘆いていると、次に進むことは難しいですよね。切り替えることは、時には長い時間を要しますが、なるべく早く立ち直ることも大事ですね!

1日のスケジュール

北さん
平日は16時頃に授業が終わり、そこから練習を開始します。土日は8時からみんなで集まって、練習を開始します。高校までの部活同様、夕方まで続きます!
なるほど、やはり大学がある日も、休みの日も、時間がある限り練習に時間を費やすということですね。国体選手は普段大学生として、どのような生活をしているのでしょうか。
ここからは、授業がない日の1日を簡単に見ていきましょう!

8:00 みんなで練習場に移動

8:30 練習場に集合、準備

9:30 ミーティング、練習開始

16:00 練習終わり、ミーティング

17:30 ミーティング終了

18:00 帰宅、夕食、入浴

20:00 自由時間

23:00 就寝

北さん
自由時間は、ヨットの写真を眺めたり、ユーチューブを観たりして過ごします。夏は日が落ちるのが長くなるので、練習時間も長くなります!冬は出艇せずにトレーニングのみ行います。冬はセーリングにとってはオフシーズンです。その期間に、オンオフの切り替えをしっかりします
筋トレをする北さん
冬は日没が早く、暗いと危険ですからね。天候に左右されるスポーツと言えます。

スポーツ選手は食事の量も多い?

やはり、スポーツ選手は、一般の人よりもたくさん運動するので、たくさん食べるのではないでしょうか。

北さん
一般の人よりは食べている気がします。たくさんエネルギーを消費するので!食事管理を徹底し、タンパク質をしっかり摂ることを意識しています!肉、魚は毎回きちんと摂っています。

食べないと力が出ないですよね。北さんによると、体重管理もセーリングでは求められるとのことです!スポーツをするということは、身体の管理を全て行うということなのでしょう!

まとめ

いかがだったでしょうか?国体出場を経験した大学生、北さんは、持ち前のポジティブ思考に加え、オンオフの切り替えをしっかりしているようです。自分なりにメンタルをコントロールして、セーリングと向き合っているみたいですね。

今回の取材を通して、セーリングに対する知識も増え、ますますスポーツの世界が広がりました!かごしま国体を機に、いろんなスポーツを知り、体験することで新たな出会いがありそうです!

※本記事は燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会鹿児島市実行委員会とのタイアップ記事です。

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