教育学部に「うずら」を卵から孵化させ、育てている学生がいる!
卵の購入、そして孵化、雛の世話を毎日休まず続け、周りの学生や教授を巻き込み活動していた彼女の「うずら」たちは現在、家政専修で「生きる」をテーマに取り組んでいる研究の主役になっています!
そんな彼女、教育学部家政専修4年(2017年時点)の吉留さんにインタビューをしてみました。
【うずらを育てようと思ったきっかけは何?】
YouTubeを見ていて「うずら」を家で孵化させることを知ったのがきっかけです。
あとは母になりたかったって気分もありました。
刷り込みと呼ばれる習性を利用しようとしました。
− 刷り込みはうまくいった?
先生に大変だからやめなさい!と説得されて刷り込みはやめました。
ちょっと心残りです。(笑)
結局、親代りは家にあったペンギンのぬいぐるみにしました。
でも、そのぬいぐるみとも2、3日で親離れしてしまいましたが...
【「うずら」の孵化はどうしたの?】
うずらの孵化は簡単に行うことができます。
最初はYouTubeで見た通りに、家の床で、スーパーに売っているうずらの卵を孵化させようと試してみました。
電気カーペットの上にタオルを置いてスーパーの卵を包み、横にセラミックヒーターも置いて温めました。
しかし、冬だったこともあり、連続使用してると勝手にヒーターの電源が切れたり、定期的に卵を回転させないといけないのですが、回数が少なく諦め、失敗に終わりました。
2回目の今回は専門の機械(孵卵器)を購入して、卵も有精卵を買って孵化させることができました.
夜中に生まれたのですが、その様子がこちらから見ることができます!
生まれたばかりのうずらの雛を初めて見た時は、「ぎょぎょぎょー!なんか黒いのが蠢いている!」とびっくりしました。
− うずらの卵はスーパーで売っているもの?
2回目に用いた卵はAmazonで買いました。
全部の卵から生まれるか分からなかったので、30個入りの有精卵のセットを購入して、孵卵器に入る7個を重いものから選別して選びました。
そのうち6羽が今回孵化しました!
− 重い卵を選んだ理由は?
重い卵を選んだ理由は、重い方が中身が詰まってて、元気に生まれてくる確率が高いかな?と考えたからです!
ちなみに残りの卵は友達と食べました(笑)
【うずらが生まれてからの世話は?】
孵化後の処理から育て方まで技術職員さんにはたくさんお世話になりました。
雛が生まれた直後に、学科の技術職員さんの手を借りてハムスターの飼育ゲージを改良し、うずらハウスにしました。
孵化してからは教授から学生まで様子を見に来たり、餌をやったりと教育学部で人気者のうずらの雛でした。
動物の研究を行っている教授がたまにコオロギをくださるのですが、それをおやつとしてあげることもあります。
100匹くらい小さいコオロギをいただくのですが、すぐに雛たちに全部食べられちゃいます。
− 世話をしていて大変なことはある?
基本的なお世話は一人で行っているので、掃除や餌やりを毎日行うのが少し大変です。
指宿に住んでいるので、毎日土日も朝早くから学校に来て、遅くまで世話してから帰る生活を送っています。
でも、雛たちはとっても可愛いので毎日がとても楽しいです。
【これからはどうするの?】
うずらは40日ほどで成鳥になります。
大きくなって今のうずらハウスじゃ飼えなくなるので、教授や技術職員さんと相談して教育学部の敷地にうずら小屋を手伝ってもらいながら建てました。
− 学科でうずらを育てているのですね!
家政専修では「生物の命」について学ぶこともしています。
そこで、教授と話し合って、うずらを私の研究とすることになりました!
今、うずらの成長の記録をつけて「生きる」ということの教材に用いようと考えています!
【最後に鹿大生に向けて伝えたいことはありますか?】
興味が湧いたらそれをチャレンジしてみることが大事だと思います。
継続して努力していれば鹿大の教授方もきっと協力してくれるはずです!
うずらの成長の様子は彼女のYouTube「どめ☆ちゃんねるっ」でも見ることができるそうです!
ぜひ見てみてください。
また、教育学部の敷地では飼っているうずらを見ることができるます!
興味のある方はこちらにご連絡ください
→連絡先Twitter : mufufufu_0516 へのDM もしくは k6043203@kadai.jp まで