こんにちは、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、KADAI INFO 宇宙担当(仮)の筆者が最近メディアでも話題の鹿児島ハイブリッドロケットについて、
鹿児島大学理工学研究科 平松大暉さんにインタビューしてきました!
どうぞご覧ください!
(小説風に書いてみました↓↓ダメ出しは受け付けていません。笑)


鹿児島大学理工学研究科機械専攻 片野田研究室
ロケットを専任として活動している方が7名、
ほかの研究と兼任している方が4名の、計11名です。
ロケット開発は、
エンジン系・機体系・電装系
の3つに分かれている。

 


 

2018,07,13 AM10:00 @鹿児島大学教育学部グラウンド

夏らしい空、照りつける太陽。そして青空に響くカウントダウン。5,4,3,2,1… 発射!!
そう、この日は、理工学研究科機械専攻 片野田研究室のハイブリッドロケットの打ち上げに向けた、モデルロケットの発射実験の日。
(モデルロケットは、区別としては固体ロケットです。)
片野田先生と研究室のみなさんに説明していただきながら、実験を見学。
朝から発射実験を見られて、うきうきな私はインタビューのアポをとり、授業へ……

2018,07,13 PM18:00 @学習交流プラザ

今回は修士2年の平松大暉さんにお話を伺う。インタビュー内容は以下の通り。(専門的な内容は省いたつもりです。ご了承ください。)

 


 

そもそもハイブリッドロケットとはなんですか?

 

ハイブリッドロケットは固体燃料と液体酸化剤を用いて飛ばしています。
H-ⅡAロケットは液体燃料と液体酸化剤、
イプシロンロケットは固体燃料と固体酸化剤を用いています。

固体燃料と液体酸化剤を用いるメリットを教えてください

 

メリットはプラスチック(高分子材料)を使用しているので、より安価に、火薬とは違って安全に使うことができることです。
逆にデメリットはプラスチックを使用しているので、燃えにくく推進力が得にくいことです。

 

鹿大でのハイブリッドロケットの歴史を教えてください

 

鹿大でのハイブリッドロケットの開発は3年目になります。ですから、今開発している機体は初号機になります。
機体を安全に、かつ、より高く飛ばせることができるように研究しています。
初号機打ち上げは3月末です。それまでに目標に届くように、日々努力しています。

 

鹿大でハイブリッドロケットを開発する意義を教えてください

 

鹿大で開発する意義は、開発し始めて間もないということもあり、決まっているものがないため、方針を決められるということです。
例えば、小型ロケットが着陸するとき、たいてい、パラシュートを使いますが、パラシュート以外にも、策はあるかもしれません。
そういう、固定観念的なものを取っ払って開発できる環境に、鹿大で開発するおもしろさがあります!

 

 

ハイブリッドロケットの打ち上げが成功すれば、今後、どのようなことに、役に立つと考えていますか?

 

ハイブリッドロケットは小型ロケットで高さ3~4メートルほどです。また先ほどもお話したように、安価で作ることができ、
大型ロケットに比べ、飛ばしやすいです。ですから、小型ロケットを打ち上げる際に、
目指す軌道にそのまま衛星などを置くことができるのです。
また、微小重力下での実験にも利用することができます。
成功すれば、宇宙業界は大きく推進すると思います!!

 

平松さんにとってロケットとは?

 

ワクワクの塊です。
小学生のような回答ですが、ワクワクそのものであり、続けていく原動力であるといえます。

 

鹿大生にひとこと!

 

漫然と過ごさないようにしてほしいなと思います。
学外だけでなく、学内にも目を向けることが大切だなと思います!
視点を変えれば、変貌することも多々あります。
なんで勉強してこなかったんだろうと思う前に、好きなものに出会ってほしいなと思います。
(これからの鹿大生にもひとこといただきました!)
ブランドはそこまで大事ではないと思います。
確かに、学力レベルが高い方の大学ではないですが、
自分のしたい研究内容で大学を決めてほしいなと思います。
高校生に研究内容といっても難しいですかね・・・(笑)

 


毎日、打ち上げのために尽力している平松さんにお話を伺いました!大変興味深いお話で、筆者自身も聞き入ってしまいました!

貴重なお話をありがとうございました!3月末の打ち上げは、安全を優先する関係で

一般の方が見学できるかはまだわからないそうです。

情報が入り次第、更新していきます!

では、次回の投稿をお楽しみに!!

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