大手企業「HONDA」の内定を勝ち取った大学院理工学研究科理工学研究科機械工学専攻
博士前期課程2年の坂ノ上さんが大手に受かるコツを伝授してくださいました!
・グローバルに活躍したい ・自動運転で新しい世界を創造したい ・自由闊達なチャレンジしたい
と考えていた坂ノ上さんは、
坂ノ上さん:「この3つを満たすのがHONDAでした。内定をいただくことができて
本当に感謝しています。4月から全力で頑張らせてもらおうと考えています。」
とおっしゃっていました。
大手企業の就活にはコツがあるそうです。
今回は、そんな坂ノ上さんの研究室の仲間たちで独自に行っていた就活の方法を大公開いたします!!!
題して・・・
「就活のほとんどはスマホ1つでできる!」
です!一体どういうことなのでしょう?!早速見ていきましょう!
※伝えたいことが多く、少し長くなってしまいました。とっっっても参考になりますので
大手を受けようと考えている方には必見です!
ぜひぜひぜひ最後までご覧くださいませ!
筆者:「今回はどのようなお話をしてくださるのか教えてください!」
坂ノ上さん:「主には就活の話です。今年、自分の周りの学生の就職先がHONDA、花王、IHIなどの大手企業に決まったんです。」
(おっと・・・本当に大手ばかり!)
大手の内定を多く獲得している坂ノ上さんの研究室の仲間たちのところにはいろんな学生さんが就活のアドバイスを求めて訪れるそうです。そのアドバイスをぜひKADAIINFOでシェアしてくださるということで今回は「永久保存版・大手企業に受かるコツ」を聞かせてもらいました。
今回は
・就活前の準備
・就活中の行動
に分けてお届けします!
【就活前の準備】
筆者:「就活前の準備は何をしましたか?」
坂ノ上さん:「SPI対策とインターンシップの2つです」
①SPI対策
SPIとは・・・?
基礎的な性格と能力を測るための試験。
大手は必ずSPIがあります。
そのわけは・・・
→大企業はそれだけ希望者も多いため
企業側が落とす理由にするためにSPIの点数で足切りをすることもあるそうです。
だから絶対にSPIで点数を落としてはいけません!
-----Q.SPIの勉強はいつから始めればいいの?
-----A.坂ノ上さん:「年明けからSPI対策をスタートしました。」
『勉強のポイント』
・1日1時間と決める
・研究と並行しながら勉強
・苦手な国語に重点を置いて勉強
・テキストは1冊に絞る
坂ノ上さんは研究が忙しく、1月のスタートになってしまったようですが、もう少し早くスタートした方が良かったとおっしゃっていました。
②インターンシップ
☆インターンシップは3年生の夏から行き始めましょう。☆
坂ノ上さんからのひとことコーナー
「大手を狙う鹿児島大学生の就職活動スタート時期は遅いと思います。同じく大手を狙う東京の学生は3年生の夏からスタートしています。周りが始めていないからいいや、と考えずに、自分は自分のペースで早め早めにスタートしましょう。」
-----坂ノ上さんが参加したインターンシップ
・IHIの2週間にわたるインターンシップ
-----坂ノ上さんがインターンシップに参加した目的
・仕事場の雰囲気はどんなものかを観察すること
・働いている方の人柄を観察すること
・社員さんと交流して会社について知ること(給料・労働内容など)
・他大学の学生はどのような就活をしているのか、
どのような考えを持っているのかを知ること
→インターネットではわからない情報を中心に集めていたようです。
そしてもう一つ、就活の成功のカギを握るポイントがインターンシップの最中にあるようです!それは・・・
できるだけ多くの他大学の学生と交流すること!
京都大学や筑波大学などの学生との情報の違いを知り、情報収集に取り組んだようです。
ここでの情報収集が内定獲得となるカギとなっているようですよ◎
どのような情報かは次の【就活中の活動】でご紹介します!
【就職活動中】
-----就職活動中に行うこと
情報収集と面接練習
①情報収集
坂ノ上さんの情報収集の方法は大きく2つ。
(A)企業の公式HPにある投資家向けの情報「IR情報」から情報を収集。
(B)受かった人の声を収集。
(A)『企業の公式HPにある投資家向けの情報「IR情報」から情報を収集』
-----IR情報って?
A.IR情報とは「投資家向けの情報」のこと。
一見難しそうに思いますが、じっくり読めばそんなことはありません!
業績だけでなく、新製品情報や人事戦略、経営方針などが掲載されています。
坂ノ上さんからのひとことコーナー
「IR情報には社長の今後のプラン、会社の方向性、今後力を入れようとしている製品の分野などが掲載されています。それをうまく利用することがコツ!」
-----☆どうやってIR情報を活用するの?☆
A. ①会社の考えを知る → ②それを面接で言う
→例えば、会社が今後力を入れていきたいと考えている分野が「バイク」だとします。
そこで、面接の際に「私はバイクの技術開発に力を入れたいと考えています。なぜなら…」と言うと、会社の方向性と意見を合わせることができます。
もし、自分が企業の人事だとしたら、会社の方向性と違う方向に力を入れたいという人よりも、同じ方向に向けて頑張りたいという人の方が採用したくなりますよね。だから、会社がどのような経営方針で、今後はどこに力を入れるのかなどをIR情報から分析しておくととっっても良いです。
(B)『受かった人の声を収集』
-----受かった人の声ってどうやって集めるの?
A.ここでインターンシップの時に交流した他大学の仲間に協力してもらいます!
坂ノ上さんのひとことコーナー
「鹿児島大学にはHONDAに内定をもらった先輩があまりいませんでした。だから、インターンの時に知り合っておいた他大学の学生にお願いをして、HONDAに受かった先輩方のラインを教えてもらい、面接に関わる情報を集められるだけ集めました。そして、面接で何が聞かれたか、面接官は何人いたかなどを聞き、自分でまとめました。インターンで他大学の学生と関わることは非常に重要なポイントです。」
筆者はその面接についてまとめた資料を見せてもらいました!
とにかくものすごい分析をされていました。
書かれていた内容としては、
・面接について教えてくれた先輩の大学名、学部、名前
・面接でどのような質問が来るのか→それに対してどう振舞うのか、どう答えればいいのか
・面接官の人数、面接の時間はどれくらいであるのか
で、非常にきっちりとまとめられていました。
つまり、本番の面接を再現できる状態を坂ノ上さん自身でリサーチ済みだということになります。「どんな面接か」「何が聞かれるか」が分かっていれば、本番も怖いものなしですよね!!
この分析を行うことで、坂ノ上さんはHONDAの面接の特徴を本番前から知ることができていました。よって、効率よく練習ができたのです。
他大学とできるだけ多く交流しておいた方がよい理由が分かりましたね。
地方の大学生が少し出遅れてしまうのは仕方がありません。東京の学生といかに差を縮められるかが鍵となります。
交流した学生の数が多いほど、得られる情報の数は多くなるかも?
【特報】
2019卒でHONDAを受けようと思っている学生には特別にこの資料を見せてくれるそうです!ぜひ坂ノ上さんにコンタクトをとってみてくださいね!見なきゃ損です。
②面接の練習
-----坂ノ上さん流、面接練習の方法
理系の学生は自分の研究について面接で言わなければならないようです。
そこで坂ノ上さんは・・・
・サークルの後輩を捕まえて聞いてもらってフィードバックをもらう
・妹に聞いてもらってフィードバックをもらう
・動画をとってクセを見つける
自分の研究を全く知らない人に話すことで分かりにくいところを教えてもらえるという理由から後輩や妹に聞いてもらったそうです!
坂ノ上さんは、「この方法はマストですね。」とおっしゃっていました。
また、自分では気づきにくいクセを動画をとることによって発見し、改善していったようです。
【おまけ】
-----坂ノ上さんが「やっててよかった!」と思うことは?
A.飲み会!
→「やっぱり飲み会は大事です。コミュニケーション能力が付きました。
大人や社員さんと話すときは結構緊張しますが、飲みで培ったコミュ力のおかげでうまく 話せました。」
-----坂ノ上さんが「やっておけばよかった!」と思うことは?
A.第一志望の前に1社受けておく!
→「場慣れするために第一志望の前には1社受けておいた方がいいです。いきなり大本命は かなり緊張します。」
-----伝え忘れたことはありませんか?
A.「んー・・・・あ!就活に失敗した友達を見て思ったことがあります!」
筆者:「どんなことですか?!」
坂ノ上さん:「自分の友達は良く見せようとしすぎて素を出せなかったことに原因があったと思います。良いことばかりを言おうとせず、ありのままを出すことが一番です。素を出して落ちてしまったら、その会社とは縁がなかったということ。恋愛も別れてしまったらその人とは合わなかったということになりますよね。それと同じです。素を出して行きましょう!」
-----最後に大手を受けようと考えている鹿児島大学生に一言ください!!
「大手企業の方も私たちと同じ人間。ビビりすぎず、頑張ってください☺」
今回インタビューをさせてもらった筆者はまだ2年生で就職のことについてよくわかっていません。それなのに、このインタビューのおかげで就職活動の術について網羅できたような気がしています(笑)
就活のほとんどがスマホでできるなんて驚きですね。
就活の情報収集で行う、
IR情報分析、LINEでの先輩からの情報、面接の動画撮影はすべてスマホでできること。
大手を考えている皆様、ぜひ参考にしてくださいね☆
坂ノ上さん、
貴重なお話をありがとうございました!