皆さんは今生きがいを持って生きていますか?

なかなかこの質問に答えられる人は少ないのではないかと思います。

実際に筆者も生きがいと思えるほどのことはなかなか見つかっていません。

 

 

 

今回は鹿児島大学に通いながらウガンダという国の観光ツアーを企画し、ウガンダを盛り上げようと頑張っている学生がいるという話を聞き、インタビューに行ってきました。

 

 

 

 

Profile 

安田幸志郎

鹿児島大学医学部医学科3年

ウガンダと日本を繋ぐ医学生

 

 

筆者
まず、今医学部に通いながらウガンダという国の観光事業も行っていると聞いたんですが、そういうことに興味を持ち始めたきっかけはありますか?

安田さん
高校3年生の時に将来どんな医者になろうと考えたとき、小学6年生の頃に受けた子供兵とかの授業を思い出したんです。どこの国の人も命の尊さは同じはずなのに、環境によってじぶんのやりたいことができなかったり、ご飯を食べることで精いっぱいな人もいる。そこに矛盾を感じて、何でこんなことが起こっているんだろうって。

 

筆者
そうだったんですね。大学に入ってからは具体的にどういう活動を始めたんですか?

安田さん
仲間とIFMSA(国際学生連盟)っていう世界最大の医学生団体の鹿児島支部を鹿児島で立ち上げました。

 

筆者
すごいですね。鹿児島で立ち上げたIFMSAはどういった活動をされているんですか?

鹿大では留学制度を立ち上げました。4週間海外の研究室に入って、観光もしつつ、現地の人とも交流しつつ、IFMSAの留学生が色んなとこから来ているからそこのつながりもできます。

 

安田さんはこのIFMSAを使ったことはあるんですか?

インドに行きました。コルカタっていうマザーテレサがいた場所で病院の手伝いをしました。

 

インドに行って感じたことはありましたか?

安田さん
インドは日本との格差はあってもハッピーな精神の人が多かったです。密度200%の電車に乗ったとき、貧しい人も多かったけどすごくハッピーな感じでした。それに比べて、日本に帰ってきて最初に大阪の満員電車に乗ったときに、号車を移らないといけなくてスーツケースを持って「すいません、すいません」って言いながら移りました。そのときに、日本とインドどっちが幸せなんだろうって思ったんです。これまでの自分の考えでは日本の技術を持っていくっていうのが前提にあったけど、インドが日本みたいになったらどうなんだろう?って、それでいいのか?、それが幸せなのか?と思いました。

筆者
そうだったんですね。それから安田さんは何をされたんですか?

安田さん
インドはインターンで行ったから、プログラムが組まれていて、滞在中はよかったけど帰ってきてからもっと学べたんじゃないかって思ったんです。だから次は単身で行こうと思いました。もともとアフリカに興味があって、その中でもウガンダは子供兵がいた地域なのでその現状を知りたいと思い、ウガンダを選びました。

 

筆者
ウガンダに行ったことで大きかった出来事は何ですか?

安田さん
サイラスさんに出会ったことです。サイラスさんはECO(現地NPO)の代表なんですけど、サイラスさんが言うには、「日本はウガンダにお金の支援はしてくれているけど、そのお金がどのように使われているかまでは見ていない。だから孤児施設にお金が回ってきても施設の管理者が自分のことに使ってしまっている現状がある。」そういったウガンダの現状をきくと、与えるものはお金じゃないと確信できました

筆者
そこで観光に目を付けたんですか?

安田さん
そうです。ECOのホームステイ事業を行っています。ホームステイによって日本人にもっとウガンダを知ってほしいです。そして国の現状を知って、自分たちが当たり前だと思っている環境が決して当り前じゃないってことをわかってほしいです。

 

筆者
鹿大生に伝えたいことはありますか?

安田さん
考え方で人生変わるってことですね。考えは車でいうとエンジン。どんなにいいボディの車があっても、エンジンが壊れていたら進まない。どんな汚い車でも、エンジンが強かったらどこまでも走っていける。それだけ考えはすべての原動力だなって思います。僕は考え方に限界を作ってしまうと、いつまでたってもその程度だし、僕はどうしたら世界が平和になるかってことをずっとずっと考え続け、行動を起こしていきたいです。

 

筆者
最後に安田さんにとって幸せとは何ですか?

安田さん
幸せとは日々生きがいを感じながらその時その時を大事に過ごして生きていけることだと思います

 

 

 


インタビューで熱く語る安田さん。

同じ大学生として、海外にまで目を向けている姿はとてもかっこよく、刺激を受けました。

インタビューのご協力ありがとうございました。

 


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